ウィズニュースにご紹介頂きました
エッセイのコーナー以外に、直ぐにメッセージを掲載できるページがなく、こちらでご挨拶させて頂きます。
今朝2018/3/9の ウィズニュース(朝日新聞系列のネットニュースサイト) に、2016年より温めて参りました企画『私たち普通のお母さん』に関する記事をご掲載頂きました。
それが、yahoo!ニュースのトップ画面に掲載され、今、全国の恐らく比較的お若い方が記事や私のサイトを訪れて下さっていると思います。
なぜ写真を撮るのか、なぜそれを発表するかについては記事の通りでございます。一点だけ、語弊が生まれそうなので私から記事に関して補足させて下さい。
記事のタイトルにもなっている「きれいじゃない写真」というのは、より正確には「風景写真のようなきれいな写真」もしくは「部屋に飾るようなきれいな写真」という意味合いでの言葉であり、決して対義語である「醜い」であるとか「汚ない」という意味ではございません。私にとっては、その日常こそが美しいと思うからこそ、カメラを向けています。
去る2/17-2/24、世界希少・難治性疾患の日…通称RDDのプレイベント企画として、記事内でご紹介頂いているカラー写真を飯能市市民活動センターのギャラリーで展示致しました。
会期中、460名の方にご来場頂き、病気や障害を持つ子を育てるご家庭の日常の風景を観て頂きました。ご覧頂いた方からも、撮影にご協力下さった方からも「ありがとう」とご感想頂きました。
私にとって最高の贈り物です。
写真家にとってそれ以上の褒め言葉があるだろうか…。 撮らせてくれてありがとう。 お礼を言うのは私の方です。 朝日新聞の水野梓記者様、大変お世話になりました。 こうして記事に取り上げて頂くことで、病児を抱えながら生きる人への関心や理解が加速度的に深まって行きます。 実際、記事を見て「何か出来る事があれば」と連絡を下さる方がどっと増えるのです。本当にありがたい…ありがとうございます。
こちらの写真については年内にもう一度展示する機会を頂けそうです。
また、昨年名取洋之介写真賞奨励賞を拝受した作品についても、展示したいというお声を掛けて頂いております。
写真を観ることや、展示会での出会いが、皆さんの身近に暮らす病や障害を持つ方とのコミュニケーションのきっかけに繋がれば本望です。
引き続き、全国のギャラリー様からのお声掛け…首を長くしてお待ちしておりますので、是非よろしくお願い致します。
今年は写真集を出すのも1つの目標としており、そちらの準備も進行中です。
様々な事情で写真展には行けない方の為に、こちらも頑張りますので応援よろしくお願い致します。
また、私、 ニモカカクラブ〜病気の子どもと家族の会 も運営しております。
こちらの活動にご関心のある方がおられましたら、3/18(日)にボランティア講習会「患者と家族のメンタルヘルス(講師…埼玉医科大学総合医療センター臨床心理士五十嵐友里助教)」を開きますのでご参加下さいませ。
ご予約はメールにて受付致します!
nimokakaclub@gmail.com
最後になりましたが、記事や写真に興味を持って下さった皆さまに感謝申し上げます。
ありがとうございます。
しんどい最中にいるご家族の皆様、信じがたいかもしれませんが、私も5年間は「アウシュビッツの方がマシ」と思うほど辛い日々を過ごしました。
同じく病を持つ子を育てる先輩ママからのアドバイスを皆さんへ…「今日と明日のことだけ考えるといいよ」。
この言葉で、あの日々を生き抜きました。
頑張れとは言えませんので、代わりにこの言葉をここに記しておきます。
和田芽衣拝