変わらぬ景色と変わりゆく子
この3年、地元飯能の下名栗諏訪神社の獅子舞を家族で観に行っています。
そもそもはお隣の青梅で約500年前にはじまったもので、1843年に名栗地区へ伝承されたとのこと。そして、1987年には埼玉県の無形文化財に指定され、毎年8月の末に例大祭が行われています。特に、最後の“白刃”は真剣を使った舞で、地元民以外にも多くの観光客が訪れます。
「いつか、この子が獅子を舞っているかもね。その時にも、笛を吹いていたいな」と、この写真の少年のお母さんが言いました。
御神楽は変わらない。けれど、舞手は変わっていく。まだ線の細い少年が、10数年後、勇ましい獅子として御神楽を奉納している姿を想像する。我が家の子たちも、舞手として参加する日があるかもしれないし、ないかもしれない。でも、この景色の中に、きっと来年もいるでしょう。
変わらぬ景色に浮き彫りとなる子どもたちの成長を探しに、また行こう。
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